Sunday, April 24, 2011

Japanese Article Says Indonesia's Observers Indispensible for Border Peace

23 April 2011 -- Mainichi Shimbun

タイ・カンボジア:監視団の介入不可欠…国境衝突続く

【バンコク西尾英之】タイとカンボジアは23日、前日に続き国境付近で交戦し、少なくともタイ兵士1人、カンボジア兵士3人の計4人が死亡、両国軍の11人が負傷した。和平実現にはインドネシアによる国境監視団派遣の実現など国際社会の強力な介入が不可欠な情勢になりつつある

この日、戦闘が起きたのはタイ北東部スリン県とカンボジア北部ウッドーミアンチェイ州が接する国境付近。両軍兵士計6人が死亡した22日の衝突現場とほぼ同じ地点。タイ軍によると23日の戦闘では迫撃砲などの重火器が使われ、タイ領内の住民約1万5000人が避難しているという。

山岳寺院プレアビヒア周辺の国境未画定地域の領有を巡って争う両国は2月上旬、寺院周辺で4日間交戦し、民間人を含む多数の死傷者を出した。両国が加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国インドネシアは積極的な仲介工作に乗り出し、同月下旬ジャカルタで開かれたASEAN緊急外相会議でインドネシア軍を主体とする国境監視団派遣が決まった。

しかし、仲介受け入れに積極的なカンボジアに対し、タイ、特に強硬派の軍部は第三国の介入に強い拒否反応を示す。タイ政府は一度は監視団派遣を受け入れながら、軍部が後になって新たな条件を持ち出し、監視団派遣は決定から2カ月近く過ぎた今も実現していない。

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